STORY

Location Chatswood
Work Bilingual Educator

Vol. 30 Naoko

今からでもできることを

綺麗に歳を重ねたいと、最近になってファッションやメイクにも手をかけるようになったNaokoさん。いつも溢れるようなエネルギーを振りまく彼女から、乳児の時にかかった伝染病の後遺症やアトピー性皮膚炎との想像を絶する治療までの苦悩、癌との戦い、化粧を諦めていたコンプレックス、を打ち明けられ、その笑顔の奥にある強さを知りました。

大学時代に出会った生涯の友人たちからは、外人のおばちゃん、と呼ばれるのよ、と明るいNaokoさんの学生時代の話を伺ってビックリ。喧嘩っ早い性格で、先生に反論するだけでなく、クラス全員で後ろを向いて先生を待ってみる、などいたずらの首謀者で、女子相手にプロレスをしたり、こっそり教室を抜け出し部室で過ごしてみたり、とやんちゃぶりには枚挙にいとまがありません。毎日学校へ行く娘をみて、真面目でえらいなと思っていたと笑います。現在、世界中にいるお母さんたちのバイリンガル家庭教育をサポートするNaokoさんはご自身のことを、先生としてどうなんでしょう(笑)と笑いますが、私はそこが魅力だと思っているひとりです。

実家は福岡、東京育ち、大学は関西、香港へ駐在帯同、そしてオーストラリアへ。日本国内であっても海外であっても、拠点を移すたびにカルチャーショックを受け、香港で娘さんが通ったイギリス系の学校では「多様性」に触れます。カトラリーを使わず手で食事する子や、父親ふたりの家庭の子がいたり。人種や文化、性別といった枠がなく「あの人はこうなの」とそのまま受け入れる当時5歳の娘さんをみて、この感覚をより良い環境で育てたい、とオーストラリアへの移住を決意。

学生時代の数年間、英語でしか話さなかった時期もある娘さんは、日本のアニメにハマったことをきっかけに日本語力を一気に伸ばします。大学を休学して一般企業へ勤めたり、通訳の学校へ行ったり、大学を移籍したりと、自分の意志を曲げず好きなことだけをし続け通常より長い時間をかけて大学を卒業。昨年暮れ、日本で働きたいという夢を叶え移住されたそう。ここまでには、オーストラリアの教育制度を知らないことによる親子喧嘩もたくさんあったとNaokoさんは話します。

シドニーで長年バイリンガル教室を運営してきたことから「バイリンガル教育、家庭教育でも、結局悩んでいるのは親子関係」と言い切るNaokoさんは、全世界にいる親たちもみんな似たようなことで悩んでいることを知ったそう。身近な先輩ママからのアドバイスが自分の親子関係に当てはまるとは限らず、いろんな情報に惑わされる人が多いと。それぞれの家庭に合う方法を自分で見つけられるよう導くことを目的に、同じ志を持つ仲間たちとオンラインスクールを2019年6月にスタートさせたばかりです。

人生を先行く身近な人が、今からでもできることを、と新しい試みに挑戦し続ける姿に刺激と勇気をいただきました。おしゃれも、教育も、人間関係も、仕事も、変えたい時が変えどき。あなたには、何か変えたいものはありますか?

Mar 2020

2020年取材予定先:シドニー / ガーンジー島 / パリ/ 東京 / 福岡

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シドニー|フォトグラファー Kimiko   

e  kimiko@joidea.com.au   m  +61 424 456 981