2019年取材予定先:シドニー /メルボルン/ロンドン/ パリ/ シンガポール / 東京 / 横浜 / 金沢

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シドニー|フォトグラファー Kimiko   

e  kimiko@joidea.com.au   m  +61 424 456 981

STORY

Location Sydney
Work Business Coach

Vol. 26 Hiroki

55歳からのジャーニー

会社員を辞め独立し2019年の年末で法人化して丸5年。55歳という節目も迎え、シドニーで開催される勉強会へ参加しつつ、これからのことをゆっくり考えるかー、と東京からお気に入りのエフピーエム・ミラノのスーツケースを連れて降りたったのは、私のメンターであるHirokiさん。

 

 

外資系企業勤務時代に出張に来て以降、17年ぶりのシドニーだそう。偶然にも私がシドニーへ移住した年でもあります。オススメの場所をたくさん巡りながら、私が常日頃感じていた、彼の独特な視点はどこから来るのかに、迫っていきました。

Hirokiさんは、コーチやカウンセラーを対象にするビジネスコンサルタントで「売れる強みの専門家」。フォトグラファーの私がなぜ彼を師と仰ぐのか、はこの1日で謎が解けました。彼は、人の本質を見抜き、本来の自分が得意とするやり方で仕事ができるように導くという、コンサルタントとしては異質です。2019年10月現在の私は、本当はこういう人なんだからこうなるはず、と2015年にHirokiさんに言われた姿であり、驚くほどにとても心地が良いのです。「だって、話を聞けばその人の性格や得意なこと、どうなっていくかフツー分かるやん」と言うHirokiさんに、それ「普通」じゃないですから、と突っ込んだ記憶があります。

 

神戸育ちのHirokiさんは、高校生の頃から、周りと考えていることが違うと感じ、真面目に取り組んだ部活と勉強以外、どうやって生きていたんだろうと思うほどに自分は変わっていた、と話します。その感覚は社会人になってからも変わらず、社内の噂話、スポーツの勝ち負けなど自分に興味のない会話に合わせるのが辛かったと。そんな彼が、20代で「金儲けの神様」と呼ばれた邱永漢(きゅうえいかん)の本に出会い、世の中をこういう風にみていけばいいんだ、という視点を得ます。自分の将来に興味があった、と著者の本を読破する中で、国の未来がどうなっていくかを知り、自分の身を自分で守ろうと30歳になる前から考えていたそう。

採用・教育研修の人事の仕事で5社に勤務したジョブホッパーなHirokiさん曰く「20代や30代は嫌なことでも頑張れるけれど、40を過ぎると自分の嫌なことはやりたくない。それでも、やりたくないことを会社員としてやっているとくたびれる。体力と気力が弱くなるとは違う」と。1回目の転職と会社員を辞めることが大きな決断だったと言い、良い判断だったと振り返ります。

 

 

向いていた仕事内容ではあったけれど、組織がいや、繰り返しがいや、人間関係はもっといや、と不向きな「会社員」を卒業し、もっと面白いことを探すことにしたそう。素敵な声のテンポ良い関西弁で、共感しまくりなこの人生のノリを伺い、どうやら同じ種類の人間だったのね、と理解しました(笑)

こんな景色見てたら人生観変わるよね、とボンダイビーチを眺め、出来上がった写真を見て「これからは”旅”だな」と閃いたHirokiさん。人にも場所にも縛られず、好きなようにやるかなぁ、と呟きました。「これからは数字を追う時代ではないし、とりあえず面白いからやる、という感じでいいんじゃないかな、具体的なことはこれから考える」と話すHirokiさん。これから彼のジャーニーはどうなっていくのか、楽しみです!

Oct 2019